一人暮らしを始めるためにはいくら必要?大学生の一人暮らしに掛かる費用
大学生になると、一人暮らしを始める方も多くいると思います。念願の一人暮らしは楽しみですよね!しかし、初めて一人暮らしを始める方の中には、一人暮らしに掛かる費用がいまひとつ分からなくて不安に思っている方も多いのでは?
スムーズに一人暮らしを始めるためにも、大学生の一人暮らしに必要な費用を確認しておきましょう。
固定費って?
一人暮らしを始めるには、まず固定費を把握する必要があります。固定費とは、家賃や定額の通信費など、毎月ほぼ変わらず出て行く金額のことです。
一人暮らしをしている大学生の平均的な固定費は7~8万円前後といわれています。収入から固定費を差し引いた金額で、その他の生活費をやりくりしなくてはなりません。
家賃
大学生の一人暮らしの平均家賃は、5~6万円前後です。家賃は地域によって異なるため一概にいうことはできませんが、都市部にある物件は地方にある物件の1.5倍程度の家賃だと考えておくと良いでしょう。
また、敷金や礼金などの初期費用も忘れてはなりません。一般的に、敷金と礼金の相場は家賃の1~2カ月分です。家賃とは別に初期費用として20万円前後掛かることも頭に入れておきましょう。
最近は、シェアハウスに入居したいと考えている大学生も多いため、シェアハウスに対応した物件が増えています。シェアハウスだと家賃を4万円前後に抑えることが可能なため、家賃を節約したい方はシェアハウスを検討しても良いでしょう。
光熱費
生活する上で、電気・ガス・水道などの光熱費は欠かすことができません。エアコンの使用状況や、毎日お風呂にお湯を溜めるのかでも変わってきますが、光熱費の平均はおよそ1万円です。なるべくエアコンは使用しない、シャワーは短時間で済ませるなどの工夫をすれば、光熱費を節約することができるでしょう。
また、電気代は契約しているアンペア数によって金額が変わってきます。契約プランによって節約することも可能なため、見直してみましょう。契約アンペア数は、10Aから60Aまで選ぶことが可能です。一人暮らしの場合、消費電力がもともと少ないため、30~20A程度に下げることをおすすめします。電力会社によっても異なりますが、例えば40Aから20Aまで下げたとすると約560円程度節約することができます。
通信費
大学生になると、授業のレポートやプレゼン資料作りなどでパソコンを使用する機会が多くなります。また、ネットショッピングや情報収集のため、自宅のインターネット環境は不可欠といえるでしょう。
自宅でネットを使用したい場合はネット契約を結ぶ必要があります。有線の固定回線にするのかモバイル回線にするのかによって値段は異なりますが、通信費の相場はおよそ3,000~5,000円前後と考えておくと良いでしょう。
ネットは節約のためにポケットWi-Fiを使うのもおすすめです。ポケットWi-Fiを使用すれば外出先でもネットにつなげる上に、安いものを選べば固定回線を契約するより2,000円前後通信費を節約することが可能です。
また、ネット契約とは別に携帯代も忘れてはなりません。大学生の平均使用料金は6,000円前後です。ネット契約と合わせると、1カ月で約1万円前後の通信費が必要となります。
日用品
ティッシュや洗剤、シャンプー、ゴミ袋など、意外と費用がかさむ日用品。月に3,000円程度は必要になると考えておきましょう。安いときにまとめて買っておくなどの工夫をすれば、節約することができます。
例えば1カ月に1度、300円の洗剤を買う場合を考えてみましょう。150円に値下がりしているタイミングで12本購入すれば、1年間で1,800円節約することが可能です。
しかし、安いからといって、何でもまとめ買いするのは注意が必要です。洗剤やトイレットペーパーなど、使用頻度の高いものを中心にまとめ買いするよう心掛けてください。
変動費用
月々の支払いがほとんど変わらないお金を固定費用という一方で、月ごとに変わるお金を変動費用といいます。変動費用には、食費や交際費、医療費、生活雑貨費などが含まれます。変動幅が非常に大きい費用であるため、節約すれば大きな効果を得ることができるでしょう。
家具・電化製品
一人暮らしを始めるためには、新しく家具や電化製品を購入しなくてはなりません。以下は主に必要となる家具・電化製品と、その相場です。
・冷蔵庫:2万円
・洗濯機:3万円
・テーブル:1万円
・ベッド(布団):4万円
・テレビ:3万円
これらをそろえるだけでも13万円程度掛かります。その他にも必要なものがあれば費用はさらにかさむため、あらかじめ何が必要なのかを確認してお金を貯めましょう。
家具や家電にかかる初期費用を抑えたい方には、家具家電付きのマンションがおすすめです。
食費
食費は外食と自炊のどちらがメインになるかによって大きく変わってきます。
例えば、外食で1食あたり800円のご飯を昼と夜に食べると仮定すると、1カ月で4万8,000円掛かる計算になります。
一方自炊の場合、1カ月に掛かる食費の平均は2~3万円前後といわれています。毎日ご飯を作るのは大変かもしれませんが、食費を抑えたい方はなるべく自炊することをおすすめします。
交際費
これまでご紹介してきたもの以外にも、意外と忘れがちな費用です。
サークルの活動費やゼミ仲間との飲み代など、大学生は何かと交際費が掛かるものです。交際費の平均は月1~2万円前後です。新入生の場合は「外食」「サークル・部活の活動資金・準備資金」にも気を付けてください。交際費でお金を使いすぎると他の生活費に影響が出るため注意しましょう。
一人暮らしの大学生における主な収入の内訳
ここでは、一人暮らしをしている大学生の平均的な収入の内訳をご紹介します。主な収入の内訳は以下の通りです。
・仕送り:7~8万円前後
・奨学金:5~7万円前後
・バイト代:3万円前後
仕送りと奨学金で足りない部分は、バイト代でカバーしている方が多いようです。一人暮らしは何が起こるか分かりません。いざというときに備え、バイトをしてお金を貯めておきましょう。
おわりに
大学生の一人暮らしは、月におよそ10~13万円前後掛かります。それに加えて引越し時にはさまざまな初期費用が必要となるため、事前にどのくらいの費用が掛かるのかを計算しておきましょう。
一人暮らしに掛かる費用と収入との差額は、バイトでカバーすることも大切です。1カ月の生活費をしっかりと把握してから、バイトを決めるようにしてください。
一人暮らしは全て自分で管理しなくてはなりません。生活費だけでなく、お金の使い方や貯金についてもきちんと考えるようにしましょう!
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